平賀源内先生の偉業を称えるとともに先生の発明工夫思想の啓発普及を図るため、電気・通信・機械分野および情報科学の先端技術やこれらの領域の技術を用いた健康科学あるいは環境科学関連の新規技術の研究開発に取り組んでいる四国内在住の研究者や開発者に対し、賞金の授与による研究助成を行うことを目的とします。

賞の種類および内容

（1）賞の種類
　原則として源内賞・源内奨励賞および貢献賞の3種類としますが、応募内容によって適宜、財団特別賞を授与することがあります。なお、審査により該当する賞がない場合もあります。

（2）内容
①源内賞
　学術的に評価の高い研究を長年にわたって積み重ねてきた研究者にその研究成果を称えるために贈る賞です。非常に高い評価の研究には源内大賞が授与されます。受賞者は若干名とし、賞金は原則として、源内大賞に100万円、源内賞に50万円が授与されます。

②源内奨励賞
　学術的に評価の高い研究を続けている若手（応募締切り時点で40歳未満の者）の研究者に将来の発展を期待して贈る賞です。　受賞者は若干名、賞金は1件30万円を原則とします。

③財団特別賞
　源内賞に応募された研究の中から、長年にわたって行われてきた地域社会への貢献度の高い研究や高度な人材育成に繋がる研究に対して特に顕著な業績をあげた研究者に贈る賞です。該当者がある場合にのみ特別に表彰します。　受賞者は１件で、賞金は30万円を原則とします。
④貢献賞
　優れた地域振興技術や実用化技術を開発した企業（団体または個人）や個人発明家に贈る賞です。受賞者は1件で、賞金は30万円を原則とします。

※源内賞には応募課題に取り組まれた背景、目標と解決方法およびその独創性、そして得られた成果を示してください。また、得られた成果の学術界あるいは産業界での評価実績を示してください。
　源内奨励賞には現在進めている応募課題の研究に取り組んだ動機や背景、目標と解決方法および独創性を示してください。当該研究テーマでこれまでに得られた成果とその重要性、それを踏まえた今後の展開・展望を示してください。また、得られた成果の学術界あるいは産業界での評価実績があればそれを示してください。
　貢献賞には応募課題の研究あるいは発明に取り組まれた背景、解決方法、そして得られた結果と社会的貢献度を具体的に示してください。

応募者の資格および応募要件

（1）応募する課題の研究開発に現に中心となって取り組んでいる者とします。
（2）現在、実施要項に掲げられた目的に沿った新規技術や応用技術の研究開発に顕著な業績をあげている者とします。
（3）源内賞は応募締切り時点で四国内の機関に3年以上在籍し、かつ源内賞の応募課題の主要な成果は四国所在の所属機関で得られたものとします。
（4）源内奨励賞は応募締切り時点で四国内の機関に2年以上在籍し、かつ源内奨励賞の応募課題の主要な成果は四国所在の所属機関で得られたものとします。
（5）応募課題は1テーマの研究に限ります。（密接に関連する複数の研究テーマをまとめたものは認めますが、関連の薄い複数の研究テーマを広範囲の1つの課題でまとめた応募は認めません。）
（6）源内賞、源内奨励賞および貢献賞への重複応募は認めません。
（7）過去の源内奨励賞受賞者はその後の源内賞に応募できます。

募集の要領

（1）応募方法
　応募用紙（別紙1様式）により事務局に持参または郵送で応募する。

（2）応募の締切り
　令和6年11月29日（金曜日）消印有効

（3）選考
①専門委員会による審査で推薦された受賞候補研究に対し、専門委員会と選考委員会の合同会議で厳正に選考します。
②選考の過程は公表しません。

（4）受賞者の決定等
①令和7年2月中旬に専門委員会および選考委員会の審査・選考を経て、当財団理事会で決定します。応募者への通知は、受賞者が決定され次第書面にて行います。
②受賞式は、令和7年3月25日（火曜日）にさぬき市内で行います。
③受賞者には、表彰状、賞金目録を贈呈します。
④受賞者は、表彰式に出席していただきます。出席旅費は受賞者の負担とします。

（5）応募提出書類
①源内賞
応募申請書（様式1）、説明資料（様式2）、研究業績リスト（様式5）とその論文別刷り（主なもの5編程度）や特許（登録済のみ）、およびその研究を外部から評価した資料があれば参考資料として添付してください。

②源内奨励賞
　応募申請書（様式1）、説明資料（様式3）、研究業績リスト（様式5）とその論文別刷り（主なもの3編程度）や特許（登録済のみ）、およびその研究を外部から評価した資料があれば参考資料として添付してください。
③貢献賞
　応募申請書（様式1）、説明資料（様式4）、研究業績リスト（様式5）とその論文別刷りや特許（登録済のみ）、およびその研究を外部から評価した資料があれば参考資料として添付してください。

（6）提出部数
　　申請書　1部
　　参考資料等　8部

（7）受賞題目とその内容の取扱い
　　受賞題目および受賞者は公表します。著作権および特許権は、応募者本人または応募団体に帰属します。

 

参考資料	○第32回源内賞等実施要項【PDF形式/169KB】 ○第32回源内賞等応募用紙【Word形式/26KB】 ○第32回源内賞等募集チラシ【PDF形式/3MB】