3月8日は「国際女性デー」です
1904年3月8日にアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことが起源となって、国際婦人年の1975年3月8日に国連で提唱され、その後1977年の国連総会で議決されました。
女性たちが、平和と安全、開発における役割を広げ、組織や地域での地位向上などどこまでその可能性を広げてきたかの成果を確認し、今後のさらなる前進に向けて話し合う機会として設けられました。
自分らしく、ともにいきいきと生きることができる「男女共同参画社会」の実現をめざし男女(ジェンダー)平等、女性のエンパワーメントについて考えてみませんか。
日本の男女(ジェンダー)平等の状況
世界経済フォーラム(WEF)が2024年に公表した各国における男女格差(ジェンダー・ギャップ指数)の日本の総合順位は146か国中118位で、先進国の中で最低となっています。
日本でジェンダー平等の取組がいまだ十分でない要因の一つとして、社会全体で固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が存在していることが挙げられます。
無意識の思い込みは、誰にでもあるものです。
過去の経験や、見聞きしたことに影響を受けて、自然に培われていくため、無意識の思い込みそのものに良し悪しはありません。
しかし、無意識の思い込みに気づかずにいると、そこから生まれた言動が知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、自分自身の可能性を狭めてしまうなど、さまざまな影響があるため、注意が必要です。
日常の中の無意識の思い込みに気づくことは、多様性を認め合う社会の実現に向けての第一歩です。「決めつけない、押しつけない」を意識して、一人ひとりがいきいきと暮らせる社会をめざしましょう。
- 国際女性デー2025 (国連女性機関(UN Women))(外部リンク)
- ジェンダーギャップ指数2024 (内閣府男女共同参画局)(外部リンク)
- 無意識の思い込み‟アンコンシャス・バイアス”について(内閣府男女共同参画局)(外部リンク)