梅の花がほころびかけた1月26日(金曜日)に、寒川幼稚園で初めての「お茶会」を開きました。
年長児あお組が練習を始めたのは、11月。講師は、寒川町の廣瀬幸子先生です。
始めは、正座の練習。正座をするのもなかなか難しく、すぐに足が痛くなってしまいました。
次は、歩き方や立ち方、座り方の練習。
運動会の時の歩き方とは全然違うので、ドキドキしながらぎこちなく歩く子どもたちでした。
その他、お茶会で使ういろいろな道具の名前も教えてくれました。
初めて見たり、触ったりするものがたくさんあり、きれいな絵が描いてあったり、季節が感じられたりして、お茶の道具の奥深さをちょっぴり感じていました。
お抹茶の味は、おいしいと感じる子もいれば、ちょっぴり苦いと感じる子も・・・。
それでも、お茶を飲む前に食べるお茶菓子が甘くて美味しいので、お茶の味を引き立ててくれていました。
小さい組さんはお客さん役でお手伝い。あお組さんは小さい組さんを前にすると、ちょっぴり緊張していましたが、小さい組さんが「あお組さんってすごい」「かっこいい」と言ってくれて、嬉しくなりました。
いよいよ本番。お家の人にお茶を点てます。自分で活けた一輪ざしの花もかざり、優しい琴の音が流れる中、お茶会の始まり。お家の人が見てくれていると思うと、緊張しますが、嬉しくて仕方がない様子です。
お抹茶を茶筅で点てるのはなかなかうまくいかなかったけど、練習の成果が出て、ふんわりした泡がいい香りを出していました。お家の人は、廣瀬先生に作法を教えていただきながら、子どもたちの点てたお茶をおいしそうに飲んでくれました。
その後は、お家の人が子どもたちにお茶を点ててくれるサプライズ!
お客さんになったあお組さんは、嬉しい反面、お家の人がちゃんとできるのか、ソワソワしながら見ていました。こっそり「右手でお茶碗もって」とか「お続けになっていかがですかって言うんだよ」と教えてあげる場面も・・・。
最後に、お茶会の指導をしていただいた廣瀬先生に感謝の気持ちを伝え、お茶会は終わりました。
地域の方の力を貸していいただきながら、子どもたちに日本の文化を伝えること、そして、心を落ち着かせて活動する体験にもなりました。また、もうすぐ幼稚園を修了するあお組にとって、思い出に残る活動となりました。
寒川幼稚園は、子どもたちのドキドキワクワクを大切にしながら、いろいろな人と関わり、たくさんの経験をし、笑顔がいっぱいの幼稚園生活を過ごしていきたいと思っています。
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