寒川幼稚園では節分が近付くと、鬼の面を付けた子どもたちが園内のあちこちに現れ、友達や先生と一緒に豆まき遊びを楽しんでいます。

　1月31日（金曜日）、節分集会をしました。
　鬼に変身して、遊戯室に集まった子どもたち。最初に自分で作った鬼の面や豆入れをクラスごとに紹介しました。みんなの前で話すことにちょっぴりドキドキしながら、それぞれどんな工夫をしたのか、お気に入りポイントを話してくれました。

　節分は、みんなの幸せや健康を願って、悪い鬼を追い出す日。節分の由来や鬼が苦手なものの話をみんなで聞いたり、クイズを楽しんだりしました。そして、いよいよ豆まき！みんなで『鬼のパンツ♪』を踊って、準備完了！

　まずは、幼稚園の中の鬼退治。節分の豆まきは家の奥の部屋から順番に鬼を追い出し、最後に玄関にまくそうです。子どもたちと先生みんなで、部屋の入口に向かって「鬼は外―！」、部屋の中に「福は内―！」と、声を合わせて力いっぱい投げていました。子どもたちの元気な声が響き、幼稚園の中の鬼もこっそり逃げていったようです。

　次は、心の中の鬼退治です。「私は泣き虫鬼がおる」「忘れんぼ鬼がおる」と、自分の中の鬼の話をしていた子どもたち。2つのチームに分かれ、鬼役と豆まき役を交代しながら、自分や友達の心の中の鬼を追い出しました。

　豆まきの後は、みんなで恵方巻を食べました。西南西の方を見ながら、時々近くの友達や先生と目が合ってにんまりする様子もありました。自分で具を選んだ恵方巻はおいしかったようで、あっという間に食べ終わっていた子どもたちです。

　豆まきや恵方巻など節分ならではの体験をみんなで楽しんだ子どもたち。きっと今年一年、みんな元気で幸せに過ごせることでしょう。日本の伝統的な行事に親しみ、行事と日々の遊びのつながりを大切にしながら、子どもたちの楽しい体験が積み重なっていくようにしていきたいと思います。