毎年6月23日から29日までは「男女共同参画週間」です。
令和元年6月29日(土曜日)、さぬき市役所で男女共同参画週間セミナー「自分らしく いきいきと」を開催しました。
セミナーでは、「性の多様性」をテーマにした講演会が行われ、香川県で活動する当事者団体「プラウド香川」の筒井央二(つついえいじ)さんが講演しました。
講演で、筒井さんは「日本では人口のおよそ8%が性的少数者(セクシュアルマイノリティ・LGBT)である」との調査結果を示し、「自分の隣近所や知り合いにLGBT当事者がいても不思議ではない」とした上で、「LGBT当事者から相談されたら、まずは話を聞いてください。そして、相談された秘密は絶対に守ってください。」と呼びかけました。
この日は、男女共同参画社会につながる活動に取り組んだ市民グループの報告のほか、「みんなが暮らしやすい男女共同参画社会」の素晴らしさを伝える作品の表彰式なども行われました。
セミナーには77名が参加し、「SOGIE(ソジー:好きになる性・こころの性・表現する性)など初めて聞く言葉が多く、大変勉強になった。(30代男性)」、「LGBTは決して特別な事でなく、少数派なだけ。他人を認められないのは、自分自身の問題だ。一人ひとりが自分自身を大切にできれば、もっと他人に寛容になれるし、もっと生きやすい社会になるのではないか。(30代・女性)」、「相手のことを知らないことで誤解が生まれることもある。人と人のつながりを大切にするためにも、もっとLGBTについて知りたいと思った。(70代・女性)」などの感想が寄せられました。