-新しい時代に対応した学校づくりに向けて- |
市教育委員会では、新しい時代に対応した学校づくりのため、「さぬき市学校再編計画検討委員会」を設置して、学校の適正規模による適正な配置、今後の施設整備について、その方向性と具体的なプランを示すための学校再編計画を平成20年6月に策定しました。
さぬき市学校再編計画は、全体計画期間(H20~H29年度)としており、前期計画期間(H20~H24年度)、後期計画期間(H25~H29年度)としています。
前期計画期間の計画内容は、概ね順調に計画を進めてきています。 さて、この度、後期計画期間の計画内容について、次の理由から特に中学校の計画内容等を見直し、学校再編計画を改訂することとなりました。
【見直し理由】
1 計画策定時の見込みより、生徒数の減少が進んでいる。
2 将来にわたり、生徒数が減少することが新たに判明した。
3 現計画では、適正な学校規模の確保ができないことから、よりよい学習環境の整備が図れない。
今、なぜ学校の再編が必要なのでしょうか?
学校は、子ども一人一人が将来自立した個人を育てる場であり、社会の形成者として必要な能力を身につける大切な場です。また、災害時には地域の避難所としての役割や地域の集まりの場としても活用されています。
未来を担う子どもたちのために、望ましい学習環境をつくることや、子どもたちの活力ある学習活動を支え伸ばすことは、私たち市民にとっても大切な役割ではないでしょうか。
今、学校は、少子化の影響により子どもたちの数が減ってきています。また、学校の校舎の多くは建設から長い期間が経過し、改築の時期にあります。また、地震に耐えるための補強が必要なところもあります。
子どもの数が減ると学校はどうなるでしょうか?
子どもの数が一定規模以下になると、学校運営がしにくくなります。そして子どもたちにとって次のような影響が出てきます。
まず、子どもの多様な選択の幅は小さくなったり集団教育の良さが生かされにくくなったりします。
(1) 教職員の校務運営や子どもの指導体制が難しくなります。
(2) 学校行事や部活動など、魅力的で活力ある教育が行いにくくなります。
(3) 児童・生徒同士が切磋琢磨し、社会性や協調性などを育むことが難しくなります。
今後、どのように取り組んでいくのですか?
さぬき市学校再編計画(平成25年3月改訂)を基に各学校や保護者等の方々と話し合いの場を設けて、スムーズな統合に向けて取り組んでいくことになります。