当院の耳鼻いんこう科は、現在、常勤医師1名及び非常勤医師3名で診療を行っています。
入院、外来ともに、様々な疾患に対応していますが、当院で治療が困難な症例(例えば、手術の必要な中耳炎、腫瘍、外傷など)に関しては、香川大学医学部附属病院を始め、各疾患の専門医がいらっしゃる医療機関へのご紹介もしています。
当院で治療(入院を含む。)に力を入れている疾患は、鼻づまりを起こすアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症、水分や食事を口に入れて飲み込むことが困難になる摂食嚥下(えんげ)障害、のどの痛みや発熱を起こす扁桃炎、子供の難聴の原因となる中耳炎などです。
特に、摂食嚥下(えんげ)障害に関しては、病院全体で医療チームを作り活動しています。チームとしては、まだまだ不十分なところがありますが、少しずつスキルアップを図り、システムの改善をして、患者さんに質の良い医療を提供できるよう努力を重ねています。水分摂取時や食事の時にむせたり、飲み込みにくさがあったり、食事量が減少して体重が落ちてきたなどの症状があるときは、外来を受診され、ご相談ください。
診療は、毎日、行っていますが、常勤医師が1名のため、午後は手術、検査、入院患者さんの診療及び訪問診療を行っており、外来診療の受付は、木曜日を除く、毎日午前中となっています。現状に不便さを感じる患者さんもいらっしゃると思いますが、ご了承ください。
昨今、医師不足が深刻となっており、当科も例外ではありませんが、将来的に診療体制に変更が生じましたら、外来診療時間も拡大したいと考えています。