「看護の原点は優しさにあり」といえます。やさしさとは、相手の思いに寄り添える感性、根拠を追求する勤勉さ、自分の意見をもって行動できる勇気・自律と考えています。また、自分自身が充実していることは、誠意をもって正直にまじめに真心ある看護につながります。「人にも自分にも優しく」が私の目指す看護です。
「看護」はいつの時代も、人々の健康を守り、ニーズに合わせ、柔軟にその形を変化させてきました。
疾病の予防、急性期医療、回復期、在宅医療 地域での生活に至るすべての健康段階で、私たち看護職の果たす役割があります。
人々が住み慣れた地域で生み、育て、活躍し穏やかな最後を迎えることができるよう、看護師として常にやさしい心を持ち暮らしと医療の両方を支え、院内外の多職種と連携・協働し切れ目のない看護を提供することが今の「看護」には求められています。
当院は少子超高齢化社会のニーズをとらえ地域包括システムを推進しています。患者さんが来院された時から、生活のこと、家族のこと、また患者さんが何を大切にしているか価値観やそれぞれの思いに寄り添い「その人らしく生活できる」事が支援できる、倫理観の高い看護師の育成を目指します。
「さぬき市民病院に来てよかった」と言ってもらえるよう、患者・その家族に寄り添える、心あたたかな看護が提供できるよう一層努力してまいります。